名無しさん 2023-01-07 19:41:57 |
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ああ美味しかった!ソフィーは料理の天才だよ、どんどん腕が上がってる。向こう半年分くらいは食べたな……ねえマルクル?(柔く暖かい色の光を放つ照明、花を題材としたものに統一された額縁の絵画、染みひとつ無いタッセル付きのテーブルクロス──普段よりほんの少しだけ飾られたリビングにて。空になった器をすっかり片付けてしまった後、椅子の背凭れに身を預けながら斜向かいに座る少年に声を掛ける。弟子に「ハウルさん、僕も手伝ったんですよ!それからカルシファーも。なんのお祝いごとかも聞かされてないのに」と念を押されるとそれぞれに短く礼を告げ、一同が再び席に着いたことを確かめ改めて口火を切り)……インガリーで一番素敵な花屋の開店祝いさ。僕とソフィーで考えてたんだ、家族みんなで花屋を経営するのはどうかって。
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