名無しさん 2023-01-07 19:41:57 |
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うん。店の顔といっても過言じゃない花なんだ──少し工夫を凝らすのがいいかも知れない。……でも、これはソフィーに受け取って欲しい。お客さんじゃなくて、君のために用意したものだから。
( 星の子を集めたような花束に再度掌を翳せばほの青い燐光が迸り、薄く白いレース地の布が小花を彩って。高原を奔る風の中、星々を抱く夜空に似た色の瞳をじっと見据えて微笑む。店の経営方針を決めるために訪れたとはいえ、ちょっとした逢瀬気分を味わって欲しい。白く細い手を取れば魔法のブーケをそうっと握らせ )
魔法が解けても枯れないように、ちょっとしたまじないを掛けた。マダムの花と一緒に可愛がってあげて。
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