妖怪同棲伝奇【現代ファンタジー/日常/シェアハウス/3L /途中参加歓迎】

>阿呉夢さん、天乃さん


他の入居者さんも無事に
辿り着けたみたいで良かったですね。

(自身の自己紹介を済ますと、もう一人中性的な人物が門へと近づいてくるのに気づいてそちらへと振り返る。早朝から集合場所へ訪れたのは自分一人ではないことと、ここへ来るまで自分の取ったリアクションがほぼほぼ一緒であることに安心する。
後から集合場所へ訪れた妖怪さんの自己紹介が終わると「宜しくお願い致します」と小さく会釈を済ませた。
早朝から集まったのは自分含めて二人だけらしい。
妖怪さんは朝に弱いのだろうか? 朝から眠気眼でも門の前に我慢して待っていた阿呉夢さんと太陽を眩しそうに目を逸らした天乃さん。両者を見てふとそんな疑問がよぎった。

もしかすると夜のほうが妖怪さんにとっては行動しやすいのかもしれない。
夜になったら他の入居者さんもいつかは来るだろうか?

なんて事を考えながら阿呉夢さんに導かれながら門を潜った。)

わぁ…! 綺麗なお庭ですね!
映画でしか見たことないですよ……?

(豪華な豪邸と手入れの行き届いている庭園に感嘆の息を漏らす。)