名無しさん 2022-11-08 21:24:49 |
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うわあ~、A/gust /D ニム~!
( 満更でもないような相手の姿にぱあ、と顔を明るくし、元あった場所に大事そうに楽譜を戻してはまるで待てを解かれた犬みたいに、緩く開かれた腕の中へ飛び込むように勢いよくハグをする。鼻の上に皺をいくつも寄せて眩しそうにする仕草でさえもいちいち愛しくて、その上"自分のために歌を作った"なんて言われてしまえば自分より少し低い位置の背中に回した手にはいつもより数割増で力が入ってしまった。どんな気持ちでこの歌を書いてくれたのだろう。作業室で一つずつ音を紡いでゆくしゅ/がひょんの横顔は綺麗だったろうな。そんな事を考えていたらどうしようもなく胸が苦しくなって、呼び慣れない彼のソロ名義を大袈裟に口にしながらぐりぐりと肩口に額を埋めて。ふと、視線が交われば何となく熱を帯びた…弟らしくない瞳の色を見詰められるのが恥ずかしく、そのままくるりと相手を反対に向け、次は緩く首に腕を回して凭れかかると「ひょん、行きましょう~」出発進行!とでも言うように扉の方を指差した。 )
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