名無しさん 2022-11-08 21:24:49 |
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アニ、起きれて偉いな~ジョ/ングギは、
( ほんの少し浮腫んだ顔と、乱れた髪。眠たげに細められた目と眉間に寄せられた皺…朝しか見られない恋人の素の姿というのは、どうしてこうも嬉しくなるんだろう。ベッドの縁に腰掛けた彼が握り返した手はそのままに呑気なことを言う。ただ腕を引っ張っただけで、かつ何度も声を掛けてようやく体を起こしたというのに俺は相変わらず貴方に甘い。ふわふわとした髪が彼の手によってかき上げられていく様を何となく眺めていれば、ふと手に取った紙の束に “あ、” と思わず声を漏らした。好奇心旺盛な彼が気づくだろう位置に置いていた自分も単純だ。慌てて楽譜を覗き込むと、少し照れくさそうに頷く。「 表に出さないつもりのやつ。」所謂駄作…という訳ではなくて。貴方のために、貴方だけに、起こしたメロディだった。「 機会があるなら、いつか歌ってみてほしい。ジョ/ングガ。」貴方に。それは二人だけで完成させてもいいし、フィーチャリングとして世に出してもいい。それは彼とPD次第だが。様子を伺うために其方を見遣れば、兎のように丸っこい目がキラキラと朝日を受けてさらにまんまるく輝く。まるで子供みたいな反応、どうしようもなく可愛くて、堪らずイッモムミソを見せては。伸ばした手で彼の寝癖を優しく撫でて。
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