朝が来てもずっと、(〆)

…ひょんも別に朝は強くない筈なのに、なんでそんなに早く起きられるんですか
（　相手が自分より１時間も早く起きていたことに驚き、あいご～、と少しも悲しくないくせに落ち込んだふりをしてみる。否、もしかしたら彼に一人で料理を作らせたことに少しだけ罪悪感を覚えているのかも。なんていったって恋人、なのだから。このまま寝てしまっても構わないのに律儀に五分の約束のためあと少しの所で留まっている相手の様子を見ていると"可愛いな"なんて言葉がつい口をついて出そうになるけれど、こんなこと言ったらひょんは怒るだろうか。そう思いながら重ねられた手に指を絡めるだけに留めては相手につられて緩く口角を上げ。自身も眠気が取れた訳ではないのだがこのまま見ていたら白い光にもっと白いこの人が溶けてしまいそうだ、とファンタジーな妄想を巡らせもぞもぞとベッドの端に寄ればうつ伏せのままずるりと下半身を床に落とす。「しゅ／がひょん…僕、起きます」決意を明確に口にするも身体はその場から動かず、上半身だけベットに残った状態で助けを求めるように相手の方に腕を投げ出して　）