支部長 2022-11-03 00:39:25 |
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【プロローグ2:支部にて】
(2074年某日。あの日から1週間経ち、各支部へ赴き人員を乗せていく。全員が揃い次第フライアで言うロビーと言えるエリアに招集されるだろう。そこには銀髪の、白い服を纏った女が高い位置に立ち、各々が集まったのを確認すればよく通る声で話し始めようか。)
諸君、召集に良く集まってくれた。私はこの支部を任された、クローディア・ミュートだ。以後宜しく頼む。
(一息ついた後、支部の設立目的とか細かい説明は後でも問題無いだろう、と考えながら再び口を開く。)
君たちに集まってもらった目的は設立者であるラケル・クラウディウス博士から大方話を聞いているはずなので、細かな説明は省略させてもらうが、この支部は現在博士の元で活動するブラッド隊のセカンド部隊…………もう一つのブラッド隊として立ち上げられた。尚、ブラッド関係の情報は他支部への口外、及び本隊であるブラッドやフライアとの接触も厳禁とする。
(あの女なら目の前の人員に大抵話はつけてるだろうし、何かあっても裏で各所に手を回しているはずだ。とはいえ、せっかく設立された隊なので……なんてニヤッと笑いながら口を開く。)
セカンド部隊とは言うが、我々以外に対処出来ない種類も出始めるだろう。……彼らの見えない場所で、派手に暴れてやろうじゃないか。
(現役であった時を思い出す。派手に大暴れしては上官によく怒鳴られたものだ。同じくらい派手に暴れるくらい許されるだろう?セカンドとしてでは無く、“第一部隊”として。始動の号令は、指示から始まる。)
では、新人は適合試験、現役組は乗り換えがあるので、メディカルルームに赴くように。その他各員は配置につけ。以上だ。
(日々は、始まったばかりだ。)
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