Miss Mystery(〆)

【白石 優菜】

えっと……メモだとここって書いてあるけど…
ここ、高いお店じゃなかったっけ…。
とりあえず中に……。すみません、待ち合わせしてまして、この部屋なんですけど…。
…………本当に居た。えっとお待たせしてしまいすみません安室さん。

(休日のルーティーンと言っても過言では無い程ポアロに通い、すっかり常連客の1人になって数ヶ月。たまにパソコンを持ち込んでカウンター席でパソコンを駆使してハッキングしていたりもしたが、普通の人にはそれがハッキングだとバレない画面の筈でそんな事を数回繰り返し、今日もポアロへと赴いて会計をすればレシートの下に安室さんからのメモを見つけ半信半疑でその店へと指定された時間に間に合うように辿りつけば、店構えからして高級感溢れるそのお店に場所を間違えた?とメモに書かれた場所とスマホのナビが示す場所は間違いなくここを指しており。どうしてこんなお店に?と思いながらも店内へと入って女将さんのような服装をした人にこの部屋で待ち合わせをしていると伝えると、女将さんの案内でその部屋へ着き、障子を開ければ見慣れた金髪褐色肌の彼が本当におり、かなり驚いて目を丸くしつつも部屋へと入れば対面になるように座布団へ座り、何を言われるのかなと不思議そうにしながら彼の言葉を待ち)


【沖矢 昴】

今日は確か…ジョディの親友の……早乙女なつきだったか。
彼女が来る日だな、もうそろ来ても可笑しくは無いが、さてどんな人物か。優秀な人材だと良いんだが……。

(沖矢昴としてこの工藤邸に暮らすようになって少し経った今日。例の組織の足取りは未だ変わらずほぼ何も掴めず、情報こそ増えるがその情報は誰のことを指しているのか潜入捜査に失敗し、組織を抜けてしまった自分では得られる情報はそこまで多くなく、例の坊や経由で安室くんが持って居る情報を得るか、キール経由で聞くか、自力で推理してのどれかである。そんな中でも組織の活動はあるし、隣に住んでいる彼女を守る為にも、例の組織の壊滅は早い方がいい。それを受けてかジョディが親友として今日来る彼女の話をしていたが、そこまで踏み込んだ話はしていないし、何より今回に至っては完全に仕事仲間と言う意識でしか今のところ自分は無く、異性ではあると知っていても力に任せてなんて暴力的な事をする程自分は落ちぶれていない。そろそろ時間的に来る筈と時計に目をやりつつ、タバコを吸いその口から紫煙を吐き出してやってくるであろう彼女の事を1階の空き部屋で待っており)


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(/ 開始場面、分かりやすく説明下さりありがとうございます!
僭越ながら初回文を投下させて頂きました。
長くなりがちなので、分かりにくい。見にくい。等ありましたら遠慮なく仰って下さい)