あいのけもの。（ 指名／NBL ）

>>18 樒さん

【墨村筆】

──し、樒さんが用意してくれたんですか？自分だけじゃなくヘビ丸の分まで……こちらばかり貰ってしまっているようで申し訳ないですね。…お礼になるか分かりませんが、これを。
（ 二人の間に敷かれたハンカチの上に次々とハロウィーン仕様の菓子類が並べられていく光景に空いた口が塞がらず、驚きやら気恥ずかしさやらで額に汗が滲む。袴のポケットに忍ばせていた手は出る幕をすっから逃してしまい、怖気づいたかのように瞳を伏せるが、ひとつ息を吐き出して震える手でポケットから小さな包み紙を取り出すとベンチへ置いてすっと手で押しやり。茶色のシンプルな包装紙に包まれはそれには南瓜、黒猫、魔女の帽子等。ハロウィーンモチーフの小物を模した琥珀糖が入っていて ）
先日市場で見かけた品です。自分で作ったものでは無いですし、君の贈り物に比べたらつまらないものかもしれませんが…。


>>19 蒼空ちゃん

【佐伯周】

こんなにたくさんの量、一人で作るのは大変だったでしょ？来年は僕も呼んでよ。料理はあまりしたことないけど手先は器用な方だと思うし♪
（ 余っている両手の袖をひらひらと振りながら懐こい笑みを浮かべて。うんうん、と頷き金平糖を鞄の端へと入れてやれば、片方の腕に手をかけてぐいと袖を捲りあげる。見た目に反してそこそこ逞しい腕が露わになると、手を伸ばしてかぼちゃのクッキーを口の中へと。口いっぱいに広がる南瓜の風味と楽しい食感に猫目を大きく見開き、自身の肩からその様子を覗く式神に視線を移し ）
…ん～！美味しい！これなら僕一人でぜーんぶ食べられちゃいそう。……あ、アマネも食べる？お前にはお化けさんをあげるね、たんと召し上がれ～。