灯火の映えるパン屋にて

わかりました…！
……パンのいい匂い
(後ろ姿を見送り、椅子へと腰を下ろし、鼻をスンスンと鳴らし店内に香る焼きたてのパンの香りに表情を綻ばせ)

>19　店長さん

ちょっと甘いのも欲しいなって思ってたらメロンパンが目に入って、美味しそうだったので選んじゃいました。

(　相手が髪を結ったりするのを瞳に映しつつ言葉紡ぎ。用意できる飲み物の種類を告げられれば、指差されたメモに視線落とし少し思考した後、決めましたと顔を上げ　)

では、カフェラテをお願いします。

>21
いやいやごめんね、お待たせしてしまって…じゃあ今から簡単な面接をするけど、本当に簡単なことしか聞かないから、気を楽にしてね。

(少し息を切らして戻ってくると、その髪は少しキツめに結えてある。本当は常に結んでた方が良いんだろうけどどうも苦手で…と苦笑)

まず初めに…名前と年齢、働きたい動機を聞いても良いかな。

>22
オレ、いや僕も好きなんすよ、メロンパン…カフェラテですね。では、お好きな席でお待ち下さい。会計はお帰りの時にまとめてしますので

(少しだけ差が出てしまい焦るが、すぐに平静を保とうと首を振り。パンを大きめの皿に移して手渡すと、休憩スペースへ促し、自分は奥へ)

>24
(少し差が出てしまい、ではなく、少し素が出てしまい、ですね。訂正します)

はい…！クウコといいます、年齢は…言わないとダメ、ですよね…今年で170…になります
(背筋を伸ばして名乗れば、年齢については正直言うことに少し抵抗があって俯きがちに言い淀むが、ゆっくり顔を上げ耳をピンと立てながら年齢を伝えて)
私は、生まれ育った里でパン屋で修行をしてきました…そして、里での修行を終えたら次は人間界で経験を積むように…と、でも、どのお店へ行っても私のこの姿を見ると話も聞かずに追い返されてしまって…そんな時にこのお店の募集を見かけたんです！店長さんは私を追い返さないでくれました、お話しを聞いてくれました…雑用でもなんでもやります…！私をここで働かせてください！

>26
そんなに畏まらなくても大丈夫だよ。170、か…人は見た目によらないと言うけれど…これは困ったな…クウコさんと呼ばせて貰おうか

(自身の顔に似合わず狼狽え、相手の呼び名を悩みつつ口にし)

それは…酷い人たちも居たものだ…クウコさんのパンを好きな気持ちは本物なのに…よし解った！君を採用するよ。僕が、周りの目に負けないくらい、ここでの君を輝かせて見せます

(苦い顔をしつつ少し間を開け、にっこり笑うとドン、と胸を叩き)

>27

ほ、本当ですか！？ありがとうございます…！あの、これからよろしくお願いします！
(祈るような気持ちで深々下げた頭、耳に届いた『採用』の一言に顔を勢いよく上げて尻尾を揺らし、パァッと明るい笑顔浮かべては深々とお辞儀をして)
そ、それと…年齢のことはお気になさらず…私のことは、クウコ…とお呼びいただければと…

>24　店長さん

メロンパン、美味しいですよね。…はい、お願いします。

(　自分の事を僕と言い直す相手に言い直さずとも構わないのにと思うも初対面ゆえ言葉にはせず、微笑み浮かべて選んだパンを皿に移してくれるのを眺め。パンが盛り付けられた皿を受け取れば、促された休憩スペースへ移動して皿をテーブルに置き席に着くと胸の前で両手合わせ、いただきますと告げた後、1つ目のパンにかじり付き、その美味しさに瞳輝かせ　)

いただきます……んっ、美味しい！！

>28
そう…じゃ、クウちゃんだね。これからよろしく、クウちゃん

(相手の喜ぶ姿を見て自分も嬉しくなり、同時に相手に呼び捨てで良いと言われ少し照れながら見た目相応の呼び名を考えて呼びかけ)

オレの事は…丹羽さんとか拓真さんって呼んでくれたらいいから。早速だけど明日から来れるかな。仕込みがいつも１６時からだから、そのくらいの時間に。先ずはお店の事とか色々教えていくけど、慣れてきたら厨房と店頭を繋いで欲しいんだ。話を聞いてると、経験は豊富みたいだしね。パン運んだり並べたり、お客さんの対応をしたり…オレ1人じゃ大変で…

(自分の胸に手を当てて名乗ると、早速明日から出勤して欲しい旨を伝え。最後は苦笑して情けないよねと言わんばかりに軽く頭を掻き)

>29
とうぞ、カフェラテです。ごゆっくりどうぞ。飲み物のおかわりは５０円プラスで受け付けておりますので、声掛けてください

(美味しそうにパンを頬張る相手が微笑ましく、自然と顔が綻ぶ。飲み物に関する追加情報を告げれば、自分はレジに戻って行き)

>30

誰にだって一人で出来ることに限界はあります、えと…私では力不足かもしれませんが、丹羽さんのお店の為に少しでもお力になれるよう頑張りますね！それではまた明日、よろしくお願いします…！
(雇ってもらったからには自分も一従業員として店の為、相手の力になる為頑張ろうと胸元で小さくガッツポーズをして、最後に一度深くお辞儀をしてからその日は店を後にして)

こんにちはー……仕込みの時間って言ってたし、丹羽さんは厨房かな…？
(指定の時間の20分前に店にやってきて、ドアを開けて挨拶をしつつ店内へと入り、相手は奥の厨房に居るだろうかと呟きながら歩みを進めて)

>32
すみません、少し休みますね…何かあったら言ってください

(厨房スタッフにそう声を掛けるとレジ横に置いてある椅子を引き、ゆっくりと腰掛ける)

はぁ…やっぱりこの身体は厄介だな…今に始まった事じゃないけど

(棚に頬杖をつくと溜息を漏らし、ぼんやりと並べられ始めたパンを眺め)

…お、いらっしゃい。早かったね

(貴方の姿を見つけると、姿勢を正す様子はなくそのままヒラヒラと手を振り)

>31 店長さん

…っ、あ、ありがとうございます。

( 注文したカフェラテを運んできてくれた相手に、慌ててパンを飲み込み礼を告げ。飲み物の追加注文の説明に笑顔で頷き返し、レジへと戻っていく相手に視線で見送り。テーブルへと視線戻すとカフェラテのカップを手に取り、口元へと運ぶと香りを確かめるように呼吸を深くし。ついで数回息吹きかけた後、そっとカップに口を付ければほんのり感じるミルクの甘味に、ほっと息を吐き。パンと飲み物を堪能し、やがて空になったカップを手に立ち上がるとレジコーナーへと歩み寄り )

すみません、飲み物のおかわりをお願いします。

>33

あっ、丹羽さんお疲れ様です！…あれ？
(相手に声をかけられれば耳をピクリと動かし、声の主を視界に捉えると目の前まで歩み寄って行き、まずは一礼。顔を上げ、改めて相手の顔を見れば何となく顔色が悪いような、違和感を感じ取り、顔を近づけて首を傾げ)
えっと…大丈夫ですか？なんだか顔色が良くないような……って、余計なお世話ですよね、すみません…

>34
あぁ、すみません…余りにも美味しそうに丁寧に食べてくれるものだから、つい見入ってしまいました。おかわりですね、少し待っていてください

(意識を遠くに投げていて相手に声をかけられ、驚きと共に声が少し大きくなり。相手からカップを受け取るとえへん、と咳払いをするとまた奥へ)

少し熱いので、席まで持って行きますね。どうぞ、座ってください

(少し湯気のたつカップを持って出てくると、手を差し出し席に座る様に促して)

>35
あぁー…休めば良くなるから大丈夫だよ。…それよりそこに置いてあるエプロン着けてみて。君に似合う様に少しアレンジしてみたんだ

(まだ互いを十分に知らない間柄で相手に心配をさせてしまい申し訳ないと思い、話題を変えようとレジの上に丁寧に畳んで置いてあるエプロンを指差して)

色々考えてさ…君の尻尾…とても綺麗、だから…隠すのは…もったいない、から……ね……

(そのエプロンは広げると肩紐が後ろで大きくクロスし、尻尾が邪魔にならない様に真ん中が少し開く様になっている。そのうち重い瞼を支えきれなくなり、静かに目を閉じて寝息を立て始める)

>37

えっ………？あ、あの…えっと……って、丹羽さんが寝ちゃったら私はどうすればいいんですか！？
(人間界へ来てから一度も褒められたことの無かった容姿を褒められたことで一瞬間を置いて赤面したが、会話の途中で急に眠り出してしまったのを見てすぐに慌てたような表情になり、かといって流石に新人の自分が店長である相手を叩き起こす訳にもいかず、悩んだ挙句レジ内にある椅子を持ってきてすぐ隣に座ればコクリコクリと船を漕ぐ相手の身体を両手で支え、そのまま時間だけが過ぎていって)
起きない、ですね…どうしよう…

>38
ん…あったかい…な…へへ…

(支えられた手の温もりに口角を上げ、もにょもにょと寝言を言って。時々苦しそうな顔をするも、また緩んだ顔に戻り。暫くすると奥の厨房から棚越しにスタッフの声が飛んでくる)

スタッフ『新人ちゃーん？そこに置いたパン並べてってくれるかなー？その人はそのまま寝かせといて大丈夫だからー』

(ひどく低く、しかしよく通るその声はそれだけ言うとまた作業に戻っていく。その声を聞いても店長は尚、起きる気配は無い)

>39

あ、はい！…えっと、エプロンを着けてっと…
(不意に投げかけられた指示にハッとして耳を立て、慌てて返事をしては相手をとりあえず倒れたりしないように身体が安定するようにしっかりとレジ台にもたれかからせては、自分の為に用意してくれたというエプロンを身につけ、尻尾のことまで考慮されたデザインとなっている穴からファサッと尻尾を出し。カゴに入ったパンと陳列棚に書かれたパンの種類とを見比べ丁寧かつ手早く無駄のない動きで陳列していって)