とある御屋敷　〆

「お茶のお供は私の大好物のアレを持ってきてくれたのね！」
「あら、こんな問題私には簡単すぎるくらいよ。…今のは十条を試しただけよ？」
「抜け出したなんて人聞き悪いわね、少し外の空気を吸っていただけよ。…今日限りであの教師辞めさせて頂戴。私とは全く合わないわ」

「そろそろ名前で呼んでもいいでしょう？…私達はもうお嬢様と執事の一線を超えてしまったのだから…。」


西園寺 麗華（　Saionji　Reika　）１７歳


名前の由来はその名の通り麗しくもあり、華やかな女性になるように。そしてお母様の名前にも〝華〟が付くことからお父様の一存でこの名前になったとか。


日々の手入れが行き届いている為か、ダメージが全くない指通りの良い艶のあるサラサラな黒髪は背中辺りまで伸びている。風に靡くといつも愛用している自身の髪質に合った美容院のフローラルなシャンプーの香りが漂うことも。


瞳の色は母親譲りの綺麗な茶色でぱっちりとした二重に長い睫毛。上流階級の御子女ということもあり、日焼けをすることは許されておらず晴れの日は勿論、曇りの日でも日焼け対策は万全で肌の色は綺麗な健康的な色白。手足は長くパーティ等で着るドレスは、毎回周囲を圧巻させる程のスタイルの良さで身長は１６２cm。


幼少時期から花嫁修業として礼儀作法やお花などの習い事を専属の教師から教わってきたため、お花の腕はそれなりで偶に個展を開くことも。しかし多少我儘な所があり専属の教師に対して思う所があると、その日の習い事をすっぽかして教師を困らせたり馬が合わなければ言いたいことをハッキリと言葉を選ばずにストレートに伝え、その日に解雇を命じ新たに雇わせているとかいないとか。
その反面、思いやりのある温厚な優しい性格でクラスメイトからは勿論、学校の教師や担任からは高評価を得ている。
学力は常にトップ…とまではいかないものの、上位５位以内には入っているほど。


ひとまず私の事はこれくらいかしら。何か付け加えておいた方がいい所や、訂正する所があれば遠慮なく言って頂戴。確認…お願いね？