一見さん 2022-10-13 13:18:54 |
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お褒め下さりありがとうございます。
これもまた年月によるものが大きいかと思います。私としては人の方が凄いと感じておりますよ。私達は長命故に人よりも長く生き、人よりも別離は長くありますから、その分思い出も増えたりはしますが、人のようにあっという間に…なんて事はありませんし、別離なら人の方が圧倒的に多く、今の私のように悲しみを乗り越えて前を向いている人も多くいると思っていますから。
私としても新しく出来た友がフレン殿下で嬉しく思います。王子という肩書きを無しにしてもこちらとしても色々と勉強になりますし、その精神力や思考など学べて尊敬出来る部分は多いですから。
(自分は強いとの言葉に、そうだろうかと少し不思議そうに小首を傾げると、自分を含め長命な種族と言うのは出会ってから死別までが長く、それまでに思い出も勿論増えるが、人のような短命な種族に比べてみるとその回数は多くなく、期間だって勿論長い。そう考えると自分からしてみれば、自分は親愛なる友を1人亡くしたが人の中には親や友、下手をすれば自身の子や伴侶と自分よりも多くの死別を経験し、悲しみ、立ち直った者がいるでは無いかと思いそんな事は無いと首を横に振って否定し。そして自分に対してリスペクト出来る部分があると聞けば、それこそこちらの台詞であり、気さくではあるのに損なわない品性。人では無いものに対しての意識や垣間見える親愛や友愛と言った感情と言う部分、調度品等を選ぶセンスの良さやこちらに対しての気遣い等言い出したらキリが無いが、この短時間でもこれだけ浮かぶだけ彼からは学べる部分や尊敬出来る部分が多く、リスペクトしたいのはこちらの方だと笑みを浮かべて。
是非色んな種族とも交流をと勧められれば「えぇ、そうさせて頂きますね。ハイリアはどちらかと言うと閉鎖的なのでこれを機に人は勿論、妖精や人魚、他にも色んな種族の方と交流して見聞を広めさせて頂きます」とハイリアはエルフの国と言われているだけあり、住んでいるほとんどの住民はエルフで、交流があるとしても貿易とかでハイリアに来た時くらいでこの国程多種多様な種族は住んでいない。同じエルフ同士なので喧嘩などは起こらないが、この国だって多種多様な種族が共存しているのに差別や喧嘩などは無いのだろうと城に来るまでの道のりで街の活気を垣間見えた。この国に出来てハイリアで出来ないなんて事は無いだろうが、基盤がきちんとしていなければ当然差別や喧嘩なんかは起きかねないしそれを無くす為、共存という道を作り出す為に自分が来たのだ。吸収出来るものは全て吸収して自国に持ち帰り、政策なんかを進言しようと思っている。この城だけでも沢山の種族がいるし、初めは他国の王女とあって失礼があってはと遠慮や畏まった物言いと態度で接せられるだろうが、それでもと思うので積極的に声かけようと思うと自分の考えを口にすると、逆に迷惑をかけないようにしなければと苦笑して。
そんな話をしながら花を見つめていれば、顔や態度に出ていたのか、内心を察したように提案された彼からの言葉を聞くと、クルリとやや勢い良く振り返ると「良いのですか?でしたら、是非!土や水質。この花に合うものを探して私が育てている庭園に植えたく思います」と目を輝かせ、よっぽど嬉しいのか笑みをキラキラと輝いていては、この花が自分の国で自分の手で育てられる。と花に目をやると太陽の光を浴びて気持ちよさそうな花に目を細め、ここに居たい気持ちは山々だが、彼は王族だ。自分の案内を買って出てくれたとは言え、やる事があるかもしれないし、無いなら無いで休息の時間も必要だろうと思い「そろそろ長居するのも申し訳ないですし、お部屋に戻ろうかと思うのですが……よろしいでしょうか?」と彼の近くまで花に注意を向けつつそっと近付き部屋に戻ろうかと思うとそう口にすると良いかなと少しだけ首を傾けて問いかけ)
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