晦冥へ、手向けの百骸【　3L　／　人数制限有　】

▽テンプレート

希望：蘇芳以下キャラ名

年齢：12─上限なし

性格：

容姿：
　
神の能力：

生誕と年月：神と成った日、神となってから過ごした年（最長25年）

備考：



▼主プロフィール
希望：千草（ちぐさ）

年齢：29

性格：親切なように見えて自己保身的な元人間。眼前で死なれるのは夢見が悪いが、世界の裏側で死んでくれれば何も言うことはない、との価値観を持っている。自分の手の届く範囲から外れたが最後、途端に興味を失う性質。そのような怠惰な性格が邪魔をして、終末の世界でも迫りくる死への抵抗を放棄していた。

容姿：労働に必要な量の筋肉のついた184cm。本人自体は正確な身長を測ったことがないが、明らかに長身の部類であることは幼い時分から承知していた。威圧感を与える背丈と相反するように垂れ目勝ちの目は穏やかな感触を与え、薄い焦げ茶の瞳からは時々に慈愛の感情がちらつく。高くもないが低くもない、なだらかな曲線を描く鼻筋と薄い唇を持ち、全体的な印象としては「好青年」。自身の持つ柔らかな質の黒色の毛髪は首元までで刈り上げられている。前髪は後ろに撫で付けられているが、収めきれなかった髪の毛が二本ほどピンと覗く。俗に言うオールバックのような髪型。千草色のローブは羽織のような形状に変化していて、膝迄の長さの羽織丈の乳下がりの部分には小さな紺の幾何学模様が染め抜かれている。
　
能力詳細：幻を操る。閉じられた瞼の前を真っ直ぐに指差している間、指し示されている者は夢を見られる。ただし、幸福な幻想しか扱うことが出来ず、またまやかしに過ぎないため、現実世界に反映させられるような真似はできない。目を瞠る馳走も巨万の富も誰もが傅く権力も、指を振るのを止めた途端に元通り。それでも終末世界では、その死の瞬間まで幻を見せ続けて欲しいと頼む者が現れる。

生誕と年月：十二月一日、十年

備考：終末世界において、残り僅かな食料を他者に分け与えていたのは博愛からではなく、延命に意義を見いだせなかったため。肉親は未曾有の災害により既に亡く、平凡な能力と考えを持つ己が危機を救えるとも思えない。「神にしてやる」と宣われた際も、その囁きに対して是も否も唱えなかった。今でも己が神と化したことを自身の脳が見せた走馬灯か何かだと捉えている。神と化したのは十年前、二十歳を目前とした寒い冬だった。歳を数えるなどという概念を知らずに育った故に、それを知ることはない。