匿名さん 2022-07-30 16:42:56 |
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「ああ、すまないけれどそれは出来ないね。だって、ぼくにはその権限がないんだもの。」
(少年は黙って彼の言葉を聞き、そうして穏やかな笑顔を保ったままあっさりとした声色で彼の言葉に答えてみせる。謝意も躊躇も感じられない、声色だけは柔らかいものの冷めきったその言葉と無邪気な色を纏う翡翠の瞳は彼を見据えたまま「確かに、ぼくは昔生命の理そのものだった。でもバビロニア神話で死と恐怖の根源存在にされてしまったからね。生命を蘇らせることは出来ない、奪うことは出来るけれど。」と言葉を続けては彼の刀に再び一瞥をくれ、「…人間のことはまだよく分からないけれど…君はきっと、この回答じゃ不満なのだろうね。斬るなら斬る、追い出すなら追い出すで好きにしてくれてかまわないよ。」心底そう思っているような微笑みを)
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