(2536、やっと見つけ出した数字を近くにあったメモ用紙に殴り書きで写し、それと自身の刀だけを掴むと顔を上げて。床に流れ落ちたブランケットをふわりと彼にかけ直すと薄く笑う、勝手な事をするなと叱られるだろうか、よくやったと褒めてくれるその顔よりも鬱陶しそうな表情の方が想像に容易いけれどそれでも。在るべきパーツが在るべき場所へ、そんな予定調和を思い描いて、そっとできるだけ音を立てないよう扉を開けて