どうせ最初から話し合いで済んだでしょう。 (称賛する言葉の中の“君たち”に対してぎろりと睨み付けて、黙ったまま少年の後を追いかける調査官の少し後ろからついて歩き。蛇も人もわざわざ叩き斬った意味があったのだろうか、刀の柄にぬるりとまとわりついた血の温さに顔を顰めて、とんとん話に場が進むこの状況に自分は果たして必要だったのだろうかと