匿名さん 2022-07-30 16:42:56 |
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…ふん。
(彼の言葉など聞く気もないようで、男は断末魔を上げ、倒れたままの少年の影に戻っていく黒い蛇をじっと眺めていた。そうして完全に蛇が少年の影の中に戻るとその体に「…貴方の肉体を回収、及び研究に回します」と誰に言うでもなく声を掛け、手を伸ばすと少年はゆっくりと起き上がっては相変わらずの穏やかな微笑みで「すごいねえ、君たちは。ぼくの『ニヴルヘイムの蛇』を傷付けるなんて。」と称賛の言葉を投げる。そうしてそのまま男から車の位置を聞き出すと自分の足で先んじて霧の中を歩き出し、「着いてこい」と彼に声を掛けた男はその背中を黙って追いかけ)
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