また勝手に、 (忌々しげに呟いた、訳の分からない言葉が飛び交って、訳の分からないまま、自身を戒める鎖が解き放たれた猛犬のように飛び出して。生きている物全てに存在する隙の切れ端、ただそれを目掛けて突っ込む、自分をここまで連れてきた唯一の技は、かみさま、に通用するのかと浮かんだ迷いがその歩みを半歩鈍らせる、血を欲して止まらない刃に半ば引き摺られるように相手の首筋に向けまっすぐ叩き込んで