匿名さん 2022-07-30 16:42:56 |
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…『彼女』を知っているか?
(男はその態度を見、少し思案した後「それ」にそう静かな問いを投げる。それはごく普通に肯いたかと思えば「ああ、ーーーのことかい?知っているとも、ぼくと似たようなものだもの」とどうやら性別は少年らしい、澄んだボーイアルトの若々しい声で答え、返答を聞いた男は微かに眉を顰めて少年をまじまじと見つめた後、少々荒っぽく「…かつて我らが我らとして有る以前より、世界を統治していた古の神々の一柱」と呟く。少年はまたごく普通に頷いただけであり、「うん、どうやらそうらしいね。だけれどもぼくは今「怪異番号2536番」らしいからね、向こうにいる君の…友人?部下?よくわからないけれど…彼に斬らせてしまっても構わないよ」と何処までも穏やかな笑みを浮かべてみせる。男は少々躊躇するように唇を噛んだ後、彼に手振りで斬りかかれ、と指示を)
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