匿名さん 2022-07-30 16:42:56 |
通報 |
…
(彼の声が聞こえたか否か、暫く歩いたところで漸く足を止めた男は眼前の人物と向き合う。男の前にいる人物は片手にランタンを提げ、目深にフードを被った小柄な―少年とも少女とも取れない姿をしており、口元に穏やかな笑みを浮かべていた。これまでの怪異とは一線を画した雰囲気を漂わせているその姿に男が「…怪異番号2536番か?」と問いかけると「それ」は落ち着き払った口調で「うん、ぼくは君たちが呼ぶところの「怪異番号2536番」だね」と答え、近付いてきた彼の方にもランタンの灯りを向け)
トピック検索 |