部下を放ったらかしにしたのはそっちでしょう。 (相変わらず不遜な態度を見せる彼に失笑めいた表情を見せて。良く言えば仕事一筋、正直に言えば息つく間もなく走り続けなければ生きていけない、そんな人生を送ってきた自分にとって、上司の多忙を理由に与えられた宙ぶらりんな休暇はどこか落ち着かない日々で、そんな不満をぶつけるように、紙屑の中身を見ることなくゴミ箱にぶち込んで