匿名さん 2022-07-30 16:42:56 |
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…ふん。
(不機嫌そうに眉間に皺を寄せ、少々猫背気味に誰もいないであろうーと勝手に仮定していたオフィスの扉を潜る。大量の書類仕事と窮屈な「社交界」が重なり、禄に帰れなかった自らの安息の地はデスクにうっすら埃が積もり、静けさそのものの空間だと思っていたが想定外の人物に面食らう。「なんだ、居たのか。」護衛の手には自分が捨てた筈のメモ用紙。口元を歪め、我ながら正直とは言えない自分なりに「…漸く戻ってきたか。僕の護衛だろう、勝手に何処かへ行くな。」と笑ってやって)
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