ねぇ、俺も死んだら覚えててくれます? (仏頂面でデスクに向かう彼に、いつもの様にソファの向こうから顔だけ覗かせて、そんな事を尋ねたのはそれこそただの気まぐれ、きっと無視か返事代わりの冷ややかな視線が返ってくるだけと分かっていての質問で。相手の心の傷を更に抉ること位でしか誰かと関われない自分には気づかないふりをして、残酷に明るい声をあげ