(ろくに眠れなくとも早朝の鳥の声や車の音に自然と目が覚めるのは体質、今日はほとんどないに等しい食欲を売店の野菜ジュースで濁して。お化け退治やら苦手な雇い主やらで此処に来てから大抵気分が優れない、元々楽しい人生でも無かった事を忘れているのは単なるご都合主義。オフィスで眠る当の雇い主の首からいつも肌身離さずかけている鎖がゆるく垂れ下がっていて、ソファの足元へしゃがんでそれに手を伸ばそうと