(化け物が何をほざく、そう思うも何も言わずただ尖った歯で飲み終えたパックのストローを噛み潰すだけで。ぽいとその残骸を見ずにゴミ箱へ投げ捨てれば、いつもならば世話焼きというか細かい性分で開けっ放しにした鞄を整えてやる等する所、眠り始めた彼を一瞥、そのまま窓を開けると煙草に火をつけて。今頃晴れた空に舞う煙を見上げ