バイト、ね。僕はバイトに命を張れと言うほど腐ってはいない。 (男は呟くように零し、触っていたパソコンを閉じると彼の方に目線を向けてそう言い放つ。カロリーバーの封と栄養サプリメントの袋をゴミ箱に捨てるとソファの背凭れに掛かっているブランケットだけを持ってはデスクの椅子に戻って革張りの背凭れに背を預け、そのまま仮眠を取り始める。ショルダーバッグは留め具が開いたままデスクの上に放置されていて)