(足元に転がっていたコンクリート片を軽くつま先で小突くように蹴飛ばして。確かに昔は何も考えず斬れと言われた物を斬り、消せと言われた者を片付けてやってきた気がする、色々と考えすぎなのだろうか、首に手を当てて回せばバキバキと骨の鳴る音。恐怖、不安、躊躇、仕事に不要なそれら全てを忘れようとかぶりを振って、自分も彼らの行った方へと進み