どーも。(物音に振り返ればいつもの運転手と目が合って、彼が居なければそれ位てめェで避けろだのなんだの余計な口喧嘩が増えるところだった、とばかりに口角をあげて。そのまま部屋の隅でふわりと浮いた華奢な化粧台の上へ飛び乗って、壁に何も無い空間を串刺しにするように刀を突き立てる、「捕まえた。」その虚になにかが見えているかのような確信を湛えた瞳でじっと覗き込んで