匿名さん 2022-07-30 16:42:56 |
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…ふむ…
(男は彼の声など微塵も聞いていないようで、廃墟に我先にと侵入したかと思えばもう埃がかなり厚く積もった机や椅子に素手で触れては何やら興味を惹かれたように呟いたりと完全に自分の世界に入り込んでいる様子であった。とその時、ぴしりと廃墟全体に小さな家鳴りのような物が走ったかと思えば、そんな現象に首を傾げる間もなく先程まで男の触れていた椅子や机が宙を舞い、男や彼の方に向かって飛んでくる。男は間一髪で避け、ますます興味を惹かれたように「念動力…所謂PK現象か。興味深い…」と不気味な笑みで呟いていたがややあって彼を呼びつけるとショルダーバッグから拳銃を取り出しつつ乱暴な口調で「背後に着け。こいつは厄介な相手かもしれないぞ。」と命令し)
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