きみの実力次第だな。 (男は冷めた声色でそう返し、気だるげな眼差しを彼に向けて書類をショルダーバッグに戻すと「村正を持て。今度は僕の拳銃は貸さないぞ。」と立て掛けてあるニコラ特製の村正に視線を投げ、それを指すように顎でしゃくる。その後自分は立ち上がり、彼を待つことなく機関の外へと歩いていき)