匿名さん 2022-07-30 16:42:56 |
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きみは一応僕の護衛だろう。護衛に安いものを使わせているようでは雇い主の器が知れるというものだ。
(突き返されたライターをデスクから拾い上げ、今度は自分のものらしい高級な銘柄の煙草を懐から取り出すと火を点けながら、男は半ば呟くようにそう言っては「…それに、銀製品は怪異が嫌う。僕はきみに死なれると困る、と前にも言っただろう。」彼に顔を背けて窓を開け、外の暗闇に向けて煙草の煙を吐き出す。瞳を伏せ気味に外を少しの間眺めていたが、すぐに彼の方に顔を戻すと煙草を灰皿に押し当てて消し)
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