動きやすいし…人の印象に残らない方が何かと都合がいいんですよ。 (上から下までじろじろと品定めするような視線を向けられ、嫌そうに顔を背けて。こだわりなんて台詞通りのもの位しかなかったが流石に服まで指定されるなんて御免だ、ただでさえ今日は仕事続きで疲れているのだからこれ以上の不遜な態度も勘弁して欲しい、と物を放り投げるように座らされたソファから自室へと避難するようにいそいそと立ち上がって。