ご馳走様でした、また今度奢りますよ。 (こんな高級な店を行きつけにしているようなら、大衆店は不味いだの喧しいだのと嫌がるだろうか、嫌がる顔も面白そうだと想像して少し笑って。「帰ったらアレと遊ぶ続きですか、それともまた別のお化け探しに?」台詞だけ聞くと楽しそうな予定に聞こえるが実際はただただ害悪、そんな存在の調査、げんなりと憂鬱な気分を振り払うように、広々とした助手席で凝った肩を回して。