……わたくしは、緊急時以外は遠慮させていただきますわ。 (以前幻馬に乗せられた際のことを思い出してやや遠い目をしつつそんなことを言えば、差し出された手に微笑を浮かべて。そっと自身の手を重ねて軽く握れば、並んで街へと向かって歩き出し) ええ、そうですわね。日が暮れる前に、今夜の宿も確保しませんと。