その昔──世界には異形の怪物が蔓延っていた。世界の国々は優れた武力を持った人々に魔術的な力を与える事に成功し、その人々を「英雄」と呼び、各々で怪物の殲滅を行った。これで世界の平和が保たれる、と思ったが、英雄達は救える人間に限りがあると確信し、優先順位を付け始めた。財力、学力、人格…英雄によって様々な基準で優先順位は決まった。効率を重視した形態で行われた怪物の撲滅は実に順調に進み、実に迅速に怪物を絶滅に追いやる事に成功した。
──しかし、どうだろう、その「優先順位付け」により、必要な犠牲と称してどれ程の命が見捨てられたことか、時には尊厳維持と称して英雄により直接奪われた命さえあった筈だ。世界人口は重大な減少をし、世界中の国家形態は崩れ去り、最早不毛の地と化した。数多の命を切り捨ててまで得た結果がこれだ、余りにも割に合わないのでは?そもそも英雄だって先の戦で一部を除き戦死しているとはいえ、世界中の国々に存在していたのだ。優先順位を付けるこのシステムに反発する勢力が出たっておかしくないじゃないか。
──必ず裏がある。
そう確信した一人の少女は、その「裏」を暴く為に動き始める
──自身の大切なものの全てを見殺しにした「英雄」共に報いを受けさせる為に。
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