検索 2022-07-09 20:46:55 |
|
通報 |
アレキサンドライト?……あ!すげぇ、色が変わった!俺達にピッタリじゃねぇか。流石だなフィリップ!
(特別な指輪にするなら今までと少し趣向を変えて二人で同じものを望んでみる、しかし表に並べられた色でしっくりくるものは無かった。それぞれの色がハッキリとある以上は難しいだろうかと考えていた矢先、相手が聞き慣れぬ名前を店員に伝える。それを聞いて何かピンとくるものがあったのか店員は一度店奥へと移動していて、合点がいかないまま不思議そうな顔で相手を見ていた。やがて店員が戻ってくるとトレイに置かれたのは綺麗な緑色の宝石だ、相手を示す色を宿したそれだったが徐に店員がライトを当てるとその色は自身を示す紫色に変わって相手と共に感嘆の声をあげた。子供っぽく興奮して相手の方をみれば目が合って解説が挟まる、こんな二人にピッタリの宝石があるだなんて知らなくて満面の笑みのまま相手を褒める。直後それなりの格式の店であるのを思い出して軽く咳払いして場をリセットしたが、二人の反応に店員もにこやかな笑みを浮かべ『それでは指輪の内側にお二人の名前と日付、そしてこちらのアレキサンドライトを埋めましょう。』と進行を続けてくれる。出されていた指輪が一旦片付けられて代わりにシンプルな見た目のものが並べられていく、『内側に文字と宝石をつけるなら少しだけ厚みのあるものをオススメします』と言葉が添えられる中、シルバーでほんの少しだけ波打つようなデザインの指輪が目に留まる。それを指さすと「これ、風が吹いてるみたいじゃねぇか?」と相手の方を見ると反応を伺って)
| トピック検索 |