検索 2022-07-09 20:46:55 |
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…!…欲しい、君との特別を示す証を身に着けたい。
(立ち止まった相手に手を取られて暫し見つめ合う。ずっと緊張していることを指摘すると相手は笑みを浮かべて今回の目的地が告げられる。ジュエリーショップなんて普段立ち寄ることのない店だ。そこで購入するもの、と考えて先ほどから言っている特別に繋がる物が一つ浮かんで一瞬固まった、窺うように視線を向けると相手が軽く息を吐いてから真剣な眼差しでこちらを見つめ、結婚指輪というワードが出てくれば目を見開いた。今までの出来事や会話の中で出てきた二人の繋がりを示す特別なモノ、お互いに欲しいと望んでその会話だってしたが中々機会が無く後回しにしていた。普通の物よりずっと高価な指輪は確かに今日の様な特別な日に買うべきだ。ずっと頭の片隅にあったものを買いに行くと知れば嬉しさがじわじわとこみ上げてきて包まれている相手の手を握り返しながら深く頷き、自分も特別な指輪を望む。今からはまるであろう相手の指の根元を軽く撫でながら「何回目かのプロポーズだね」と楽し気に笑って)
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