検索 2022-07-09 20:46:55 |
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…え、俺が死んだらお前に影響あんのか?なら気をつけねぇと
(相手を抱き締めると向こうからも抱き締められる、力加減をする必要もなく真に共に生きる事が出来るのが嬉しくて先程のおかえしにこちらも唇を重ねた。長い時間その柔らかな感触を味わってゆっくりと離れる、相手から一線引かれるのではなく共に歩んでいく返事をされれば嬉しさで体が震えていた。頬に手を添えられると変化した体について説明を受ける、眷属という響きも相手が死んだ時にこちらも消えることも、闇の世界の掟と言うより何より大切な相手との特別な繋がりに思えてどうしようもなく胸は弾んでしまう。しかしこちらが死んでも相手が消滅してしまうのは予想外で思わず内容を聞き返してしまった。眷属という名前からてっきりある意味替えのきく存在かと思っていたが今になって相手の『半分をあげる』という言葉の意味を理解するとじわじわとまた幸せが広がってくる。相手とは文字通りの一心同体、ひとつの命を共有するような二人だが一人のような存在だ。吸血鬼は不老不死ではあるが不死身ではない、相手の為にも行動には気をつけなければならなさそうだ。幸せを噛み締めていればもうひとつ眷属の特徴を思い出して「…俺の血って、お前にとってもっと美味くなってんだよな?」と伺うように聞いてみて)
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