検索 2022-07-09 20:46:55 |
|
通報 |
…考える?もう考えるなんて段階はもうとっくに過ぎてんだろ。お前はこの前も、今日も、死にかけてんだぞ!お前が風.都.を歩いたら何時死んでもおかしくねぇんだよっ!!
(淡々と相手を守る算段を進めていけば途中相手から困惑の声があがる、情報漏洩という意味で相手の居場所を知る人物は限りなく少ない方がいい。つまり自分だけでいい。記憶を消す手段がない以上所長様には遠くに行ってもらうのが一番だろう。そうやって話を進めていたのに相手はまだ状況を理解していないようで腕から力が抜けていき自分達の使命について何やら色々と言われる、まだ外の世界への未練があるのだろうがもう悠長なことは言っていられないのだ。それが何故相手に分からないのか理解できない、早急に相手を護らなければならないのに。返事をしているうちに今日のこと、先日のこと、連れ去られた日のこと、ひとりで居なくなった日のこと、あらゆる出来事が、相手を失うかもしれないと思った出来事がフラッシュバックする。いつの間にかまた声を荒らげて叫ぶと相手を抱きしめる腕にさらに力が籠って逃がさないようにしつつ「探偵業は最初みたいに俺が外に出てお前はここにいればいい。それで十分やってこれたのに、お前を外に出しちまったばっかりにあんな…すまねぇ、フィリップ…」と強く束縛しながら頭を優しく撫でていて)
| トピック検索 |