検索 2022-07-09 20:46:55 |
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…ああ、そして作中では確か女王によって時間が止まっていて永遠と終わらないお茶会をしていたはずだ。
(すっかり没頭されていたようだが彼女を探すように声をかけると相手は真面目な顔で頷いた。まだ時々尻尾に目線が送られるのはさておき気を取り直すと道を歩き始める。何度観てもカラフルなキノコの生えているのは不思議な光景だったが段々と普通の木々になっていく、キョロキョロと辺りを見渡していると何やら音が聞こえてきて更に進むと大きなテーブルにたくさんの紅茶のカップやポット、お菓子などが並んでいる場所に出る。相手の言葉に頷きながらアリスの物語を思い出す、作中ではうさぎや帽子屋がお茶会を行っているところに出くわす場面があるが椅子に座った彼らの装いといい正にその場面だろう。そしてただのお茶会では無かったことを口にしているとうさぎ耳を生やした男がこちらを向くと『やあ、お二人共。良かったらワインはいかが』と声を掛けてくる。テーブルの上には勿論お茶しかない。テーブルの上に置かれたうさぎの持ち物である時計も動いていないことに気づくと相手の傍により「ここが物語の中で、登場人物にはそのルールが適応されるならあの場所に座ったら抜け出せないってこともあるかもしれない」と懸念を口にして)
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