検索 2022-07-09 20:46:55 |
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どうりで覚えがねぇわけだ…あーお嬢さん。残念ながらその店はもうないみたいです。わざわざ風.都まで来てくれたのに…にしてもそんな古い店良く知ってましたね
(必死に記憶を辿るも該当の店名は思い出せない、彼女が困っている限りは助けたいのだがと悩んでいる時に相手にシャツを引かれて軽く顔を寄せる。どうやらこの場で検索してくれたようで該当の店はもう無くなってしまっているそうだ。そんな古い店を訪ねて来てくれたのに店自体がなくなっているとは、申し訳ないと思いつつも事情を説明しふと浮かんだ疑問を口にすれば『あぁいいのよ。私達の時代にウィドスカルといえばハイカラで憧れだけどお値段も張ったから今なら、と思ったんだけどねぇ』と状況に合わないことを言われ目を瞬かせた。まるで20年前にあった店と共に生きたような口ぶりだがどう見ても彼女は自分達と同じ世代だ、容姿に似合わぬことを言う彼女は更に『思い切って孫が着てたのを買いにいこうかしら』と口にしていて「孫?」と思わず声を上げてしまった。そこでようやく彼女は慌てた様子を見せて『あぁいえいえなんでもありませんよ』と後退りを始めるがハッとして目を開く。彼女に何処と無く感じていた違和感、それは自分達と同世代の彼女が来ているその服が年配の女性が着るそれだからだ。そしてその服は依頼人の彼女から教えて貰った服と全く同じなのだ。奇妙な状況だが今現在で考えられる答えはこれしかない、驚きの顔のまま彼女を見ると「その服もしかして、キミヨさんか?!」と驚きと共に声を上げて)
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