検索 2022-07-09 20:46:55 |
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…翔太郎。…僕が取った行動に、後悔はない。もう一度あの時に戻っても多分同じ行動を取ると思う。だけど、君を不安にさせるつもりは無かった、ごめん。
(こちらがゆっくりと手を持ち上げるとすぐに相手からも握り返され支えられる。相手の存在を感じれば胸の内に安堵が広がっていくが一方で相手は震えたような泣きそうな声で言葉が返ってくる。自分が意識を失っている間相手はずっと大切な人を亡くしてしまうかもしれないと不安だったのだろう。以前にも似たようなことがあったといえその絶望感は薄まる物でも慣れる物でもない。こちらを気遣うように軽く握り返された手は相手の一番弱い部分が現れているようで震えた声で聞こえた呟きを聞けば思わず口を閉ざした。いつもなら頭に手を伸ばして優しく撫でて安心させるところだが寝たままの状態ではそれも適わない。代わりに名前を呼ぶとじっと見つめる。もっと上手くやればよかったという後悔はあれど、あの時相手を庇った行動に後悔はない。また似たような状況になれば反射的にまた同じことをしてしまうだろう。だが相手にこんな顔をさせたかったわけでは無くて眉尻を下げると謝罪のことを口にした。握っていた手を一度解いて、指を絡めるように繋ぎ直すと「ちゃんとここにいるよ、君を置いて行ったりしない」と誓うように告げて)
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