検索 2022-07-09 20:46:55 |
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ん?……、…おれも
(熱中症になり得ない室内で顔を真っ赤にしている相手に何があったのかと心配していたが悪態をつかれてしまってまた目を瞬かせる、アルコールが十分に回った頭ではまったく身に覚えが無くて首を傾げるしかなかった。どうやらこの場に酔っている相手を休ませるためともっと触れたいという下心もあって相手を寄りかからせると最初こそ腕の中の体は固まるが直ぐにこちらに身を委ねられて暫くはこのままなのだと安心すればニコニコと上機嫌に頭を撫で続けていた。相手からも腕が回って擦り寄られるとさらに気持ちは舞い上がるが不意に名前を呼ばれれば相手の声にだけ集中する、直後二人きりになるのを望まれると胸が強く掴まれた気がして同時に相手を抱きしめる腕に力が籠った。心臓が早くなるのが自分でも分かる、今すぐにでも相手に思いっきり抱き着きたいがギリギリで理性が勝っている状態で短く返事をするのが精一杯だった。相手がなかなか体を起こさないのを本気で心配したマダムは『少し早いけれどもうデザートに切り替えてしまいましょう。それなら体も冷えてフィリップさんも落ち着くかしら?』と提案されて「そうしましょうか」と頷く、マダムがウェイターを呼べばテーブルが片付けられていった。彼女は心配そうにしながらも相変わらず微笑ましく二人を見守っていて『噂通りの怖い探偵さんが来たらどうしようかと思っていたけれど、お二人なら大丈夫そうね。今度は依頼主さんと一緒に我が家にいらしてくれる?』と本日の目的である次の約束を提案されて「はい、ぜひお願いします」といつもより無邪気な笑みで答えていて)
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