検索 2022-07-09 20:46:55 |
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っごめん、なさ…、…しょう、たろう。…居ない?……、そうだ、僕達に親は…
(目の前で起こった出来事と目の前の惨状を見ればもう助からないのは明らかだ。相手と同じぐらい大切な家族と植え付けられた存在が亡くなりそうな状況に上手く息ができない。そんな状態で充血した二人の目がこちらを向いて非難されると胸が酷く傷んだ。もっと早く気付いていれば、駆け寄っていれば防げたかもしれないとありもしない後悔が溢れて息子になった状態では震えた声で謝罪の言葉を口にした。そうして目の前で起きた事に飲まれていたが肩に手をかけられたことで漸く外に居る相手の存在を認識してその名を呼びながら視線を向ける。相手も顔色が悪く、声が震えている。何故自分の両親の事故なのに、という疑問が生まれて見つめていれば彼らが両親ではないと告げられる。そもそも親が居ないという言葉が上手く呑み込めなくて瞳を揺らすも違和感やこれまでの生い立ちなどを考えると思考はそちらが正しいと告げている。異変の存在を思い出して相手と同じ言葉を紡ごうとしたが瓦礫の中の両親がまた自分達の名前を呼ぶ。湧きあがる感情すらこの空間で作られたものなのか判断出来なくてゆっくり立ち上がって再び相手の腕を掴むと「…僕の家族は、君とアキちゃんだよね?」と記憶にある家族の方が正しいのだと確認するように尋ねて)
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