検索 2022-07-09 20:46:55 |
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『ぐっ、…ぁ……フィ、リップ…?、フィリップ!……なんで、』
(激しい頭痛に苛まれ記憶が混濁し意識さえ霧散しそうになる。床に突っ伏し痛みに耐えていたが同時に意識が飛ぶような感覚があった。その意識が飛んだ瞬間に捻じ曲げられた先にいた探偵が入れ替わるようにしてその場に現れる、同じく頭痛に苛まれているようで過去起きたのと似たような現象だった。別世界の探偵は相手の声に反応し顔を上げて目を合わせるとその瞳を揺らした。目の前にいるはずのないものを見つけたような反応をしながら相手の腕を掴む。縋るようなのにその力はかなり強い、痕が出来るのも構わない力で相手を逃がさないようにしながらやはり縋るような目を相手に向けて呼吸の間は短い。その瞳にはゆっくりと水の膜が張って『なんで、俺を置いていった?俺はお前がいれば他になにも要らねぇのに…お前さえいればそれでいいのに、せっかくお前が戻ってきたのに!』とあの時とは違う結末を叫びながらさらに腕を掴む手には力が籠って)
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