検索 2022-07-09 20:46:55 |
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あんな異変二度と起こってたまるか!次だ次!
(相手がまたも猫のような声を上げれば本能のままに動く体はさらにテンションが上がってしまって楽しいという気持ちだけを溢れさせて相手の腕を引っ張って通路を走り抜けた。その分正気に戻った時の反動はそこそこあって項垂れていると相手は嬉々としてまた同じ異変を引きたいと言い出して思わずツッコんでしまう。これまで起こった異変のことを考えれば分かりやすく対処もしやすかったが自分が制御できなくなってしまうのは困る。相手に頭を撫でられ制御不能に片足を突っ込んでいた身としてはもう二度とごめんな異変だ。先程までのことを振り払うように叫んでから次の通路へと進んだ。異変は直ぐに見つかる、本来奥へ向かって真っ直ぐ伸びているはずの点字ブロックやタイルの境目、蛍光灯の位置などが全て無理やり捻ったように捻じ曲げられているのだ。なんとも奇妙な光景に「ここも異変ありだな」と言ってすぐに引き返そうとする。しかし直後激しい頭痛が襲いきて苦痛に顔を歪めて叫ぶと頭を抱えたままその場に崩れ落ちた。何かに脳を無理やり弄られるような感覚に呻き声をあげていれば探偵の体にノイズが走り始める、そして存在が揺らぐように体がチラつき始めると探偵に似て非なる存在が本来の探偵と時折入れ替わるようにして現れる。それはいつか時空が歪んだ時に相手が見た相棒を無くした探偵で、頭を抱えながら『フィリップ…』と弱々しく呟いていて)
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