検索 2022-07-09 20:46:55 |
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その尻尾の振りようでは無理な話だね。…んん、…しょうた、ろう…!? ちょっと待って、ストップだ、ン…
(相手の顎や頬に沿えるような形で捕まえると赤くなった顔が良く見える。そんな姿をかわいいと称すれば不満そうな言葉が帰ってくるが背後に尻尾は絶えず振られているままで全く説得力がない。更に頬を優しく撫でてみると締まりのない笑みが浮かんでますます懐いている犬の様な反応に笑みが浮かんだ。手は不思議と離れることなく相手を撫で続けていたが相手がまた尻尾の付け根あたりを撫でたり叩いたりするとしっぽをぴくっと揺らして甘えたような声を零す。あの時のように相手に愛でられるのが気持ちよくて目を細めながら名前を呼んでいたが相手の目が気持ちよさそうに蕩けた途端に触れていた人の肌としての頬に金色の毛が覆って目を見開く。その変化は止まらずに顔を覆い尽くして骨格すら犬のものになってしまう、そこでようやく今が怪異現象に巻き込まれている途中なのを思い出すと一旦冷静な思考をしようとする。だが相手は自分の変化に気付かないのか嬉しそうにまた近づいてきて人の物より長くザラザラした舌で猫の耳を舐められるとぴくっと耳と体が震えた。このまま引き返さなくては更に変化が進んで初めからになる可能性が高い。相手の肩に手を置いて引き剥がそうとするがその手にネコらしい肉球が出来ていて目を瞬かせる、このままではまずいと焦りが募るが相手の行動はますます動物らしいものになっていて力で勝てる気がしない。必死に考えを巡らせると「翔太郎、向こうの角を曲がるまで僕と競争しないかい?」と引き返す道に進む勝負を持ち掛けて)
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