検索 2022-07-09 20:46:55 |
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あぁ、それで間違いねぇよ。…そうだな。モタモタしてたら今回みたいに失敗のカウントにされちまうし、早く抜けるためにもおかしいと思ったらすぐ道を引き返そうぜ
(この世界で一番大切なものを腕の中に閉じ込めて決してひとりにしないことを誓う、こちらに凭れかからせた体は余計な力が抜けて今度は無理をしてではなく自然とこちらに腕が回された。相手の頭をゆっくりと撫でていれば自分の居場所を取り戻した相手は顔をあげる。こちらも相手と目線を交えれば大きく頷く、もうその顔は強ばっていなくていつもの顔が浮かんでいればこちらもいつも通りの笑みを見せた。相手の顔が近づいて自然と目を閉じれば短い口付けを交わす、こんな場所であっても互いに特別だと想いを送られることに心は一段と軽くなってこちらからも短く口付けを送った。いつもの自分達に戻ったのならあとはここを抜けるだけ、相手から異変を見つけたら即座に逃げることを提案され頷く。ドライバーが無力化されていることを考えても恐らくここでは異変に対して力では対抗できない。あくまでもルール通りにここを抜けるしかないのだろう。8.番.出,口,を目指すため相手の手を取ると再び通路を歩き出した。角を曲がってまた長い通路へ出れば人影が見えて身構える、しかしそれは見慣れたシルエットで「アキコ?」と思わず声に出してしまった。紛うことなき所長が『翔太郎くーん!フィリップくーん!!』とこちらを呼んでいる。これまでに居なかったという意味では異変なのだが所長もここに迷い込んでしまった可能性も捨てきれずに慎重に近づいていく。ご機嫌な所長様は『もーやっとみつけたよー』といつも通りの口調で話しかけてきた。だが次の瞬間所長の腰に見慣れたドライバーが現れて思わず「は?」と間の抜けた声を出してしまう。そして『変身!』と楽しげな声のあとにドライバーには【な.に.わの.美.少.女.仮.面】と文字が浮かんで目の前にはオレンジとピンクの見たことの無いダブルの姿が現れた。ポカンと呆気にとられてしまい「あれって異変だよな?」と思わず相手に確認を取っている間にアキコのダブルは両手に【なんでやねん】と書かれたスリッパを構え高らかに笑いながらこちらへと走ってきて)
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