検索 2022-07-09 20:46:55 |
|
通報 |
ったく、油断も隙もねぇな……え、………ぁ…
(親バカというワードに反論するのに夢中だったがよくよく聞けばきっちりハーフボイルドだと称されていて遅れてツッコミをいれる、すると相手はそれこそ悪戯がバレた子供のように、しかし反省の色はなくさらりと言葉を返した。やれやれとため息をつくがこうやって相手に振り回されているのさえ好ましいと思っているのは相手に伝えないでおく、今度はどんな言葉や悪戯が飛んでくるか分かったものではない。そんなことはもう相手にとっくにバレているのはさておき、相手も同じく親バカになるだろうと反論したが相手の返事に一瞬呆気に取られてしまった。今でこそ他人に対する情を学んだ相手だが元を辿れば他人よりも自分の興味を優先する人間で事務所で依頼人が来た時に気まぐれでしか近づいてこない程には他人と距離を置くタイプだ。言われてみれば相手は誰にでも親愛を向けるタイプではない、ではなぜ自分がそう思ってしまったのかと考えれば答えは明白で、単に相手からしょっちゅう甘やかされているからだ。そこまで思考が及べば鼓動は加速度的に速くなって音が出そうなくらい一気に顔が赤くなる、相手と向き合い寝転がったまま固まってしまった。正面切って自分だけだと宣言されたのが特大に嬉しいがさらりと伝えられた想いの大きさに恥ずかしさもあって目線が泳ぐ、下手に動くことも出来ずに顔を赤くさせたまま眉を下げながら「俺だけか…」と噛み締めるように呟いて)
| トピック検索 |