検索 2022-07-09 20:46:55 |
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こういうのは難しいの狙わなきゃ意味ねぇだろ?…あれつけたら余計目立つようになりそうだな。ま、ト.リ.ガ.ー.メ.モ.リ.持ちの実力、みせてやるぜ!
(銃の先端に面がまっすぐになるようコルク弾を込める。こういうのはここから勝負が始まっているのだ。相棒はどうやらクリップに目をつけたようだが、あのふ.う.と.く.んは遠くからでも目立ちそうだ。ただでさえクリップで髪を留めるという奇抜なことをしているのに、これはどこを歩いても注目の的になるだろう。まぁこの街の象徴たるマスコットをつけて目立つことはあっても嫌な顔をされることはないだろうからそれはそれで良いのだが。相棒はさっそく2発外していて「んなもん使ったらズルだろ」なんて呟きに返事をしておいた。メモリを使うのは罪を数えさせる時だけ、だがそのメモリを使う腕は自分のものだ。威力重視で左手一本で銃を持つと頂にある小さな的に向かって構える。安っぽいトリガーをまっすぐ引くとコルク弾はまっすぐと的へ飛んでいき、的の中央へ当たる。しかし店側もそう簡単に旅行券なんていう高額品を渡す気はないらしい。的になってる箱には重しが入っているらしく、弾が中央に当たっても箱が少し揺れるだけでビクともしなかった。見かけ以上に重さがあるそれに思わず片眉がピクリと動く。こんなの詐欺じゃねぇかと叫びたい気持ちをなんとか抑えつつ「ト.リ.ガ.ー.メ.モ.リが使えりゃ……」と先ほどの相棒と同じようなことを口にしていた。続けて撃った数発も的にあたりはするのだが少々後ろに下がるだけで大きく動く気配がなく、気がつけば残りのコルク弾は3発。苦々しい顔をしつつ次の弾を込めて)
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